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【バイクの知識】2ストと4ストの違い、メリットデメリットについて

ryota0311

こんにちは、バイクブロガーのリョウタです

今回はバイクのスペックなどでよく見る2ストローク、4ストロークについて解説していきたいと思います

そもそもストロークって何?という方もおられると思いますので、1からわかりやすく解説できたらと思います

また、これから2ストのバイクを買いたい人向けにおすすめの車種も合わせて紹介していきます

バイクの知識を学べば、もっとバイクが楽しくなります

少しでも参考になれば嬉しいです

そもそもストロークとは?

バイクのエンジンは、その作動方式によって2つに分けられます

それが2ストロークエンジンと4ストロークエンジンです

そもそも、バイク用語におけるストロークとはピストン運動の回数と、エンジン内部の爆発の回数を表す言葉です

つまり、1回の爆発につきピストンが4回動く(2往復)場合は4ストローク、

1回の爆発につきピストンが2回動く(1往復)場合は2ストロークになります

こうしてみると2ストロークのほうが動く回数が半分になっています

それがなぜなのか?次で解説します

※以下では省略して2スト、4ストと表記します

2スト、4ストの相違点

4ストのエンジンは吸入、圧縮、燃焼、排気の4行程をピストン2往復で行います

引用:Bike Life Lab https://www.8190.jp/bikelifelab/notes/beginners/220718_01

4ストのエンジンはタイミングよく開閉する吸気系バルブを持つため、各行程を正確に実行でき燃焼時に多くのエネルギーを生み出します

しかし、構造が複雑になるため車重が重くなります

一方、2ストのエンジンは吸入と圧縮、燃焼と排気を同時に行い、ピストン1往復ですみます

引用:RIDE HI https://ride-hi.com/pickup/ride-knowledge_161.html

そのためエンジン回転数が同じ場合、2ストのほうが4ストの2倍燃焼し、より大きな出力を得ることができます

また、構造が単純なため車重を軽くすることができます

このように考えると2ストのほうがいいように思えますが2ストには深刻な弱点があります

それが、排気ガスです

2ストは構造がシンプルな分、4ストと違い吸排気バルブを持たないため有害成分の排出が多くなります

街でマフラーから白煙を出しているバイクを見たことがあるでしょうか?

そのバイクは2ストです

エンジンの構造上ガソリンとオイルを同時に燃やすため、白煙が出てしまうのです

また、2ストは4ストと比べて燃焼効率が悪く、したがって燃費が悪いです

まとめると下の図のようになります

メリットデメリット
4スト燃費がいい
耐久性が高い
排出ガスがきれい
エンジン重量が重い
最大出力・トルクが低い
2スト高出力が得やすい
エンジン重量が軽い
部品点数が少ない
排出ガスが汚い
燃費が悪い
焼き付きしやすい
オイル消費量が多い

2ストのバイクが減った理由

現在のバイクは一部を除いてほとんどが4ストになっています

その理由に先ほども述べた排気ガスの問題があります

時代が経つにつれて二輪車排出ガス規制が厳しくなり、2ストのバイクは生産されなくなりました

2ストといえば70年代の旧車や80年代のレーサーレプリカなどのイメージがありますが、

その背景には現在の厳しい排気ガス規制との対比があるのです

おまけ:2ストの人気車種・おすすめ

ここからは僕の独断と偏見で2ストのお勧め車種を紹介したいと思います

①YAMAHA RZ250

一台目は2ストを代表するRZ250です

80年代初頭、当時は排出ガスの影響で2ストから4ストへ移行する時期でした

そんな時期にヤマハは2ストモデルの最高傑作を送り込もうとRZ250を発売しました

レーシングマシンのTZ譲りの水冷並列2気筒で2ストの焼き付き問題を解決し、

圧倒的な軽量化でミドルキラー(400キラー)のニーハンになりました

RZ250のおかげで2スト人気が再燃し、90年代半ばまで続く2ストレーサーレプリカブームが始まるきっかけとなりました

80年代を代表するヤマハのバイクで、バイク史においても重要なモデルになります

②KAWASAKI 500SS MACHⅢ

2台目は68年にカワサキから発表されたマッハ3です

2スト空冷3気筒という唯一無二のエンジンにえぐりタンクと特徴的な見た目

ドラムブレーキでピーキーなマシンといわれる一台です

当時としてはダントツに早く、最大出力はリッター当たり120馬力でした

3気筒から出る白煙をまき散らす、バイク乗りからしたら一度は乗ってみたいバイクです

③HONDA NSR250R

NSR250Rは80年だから90年代にかけて、ホンダが製造した2スト2気筒エンジンを搭載したレーサーレプリカバイクです

ロードレース世界選手権(WGP)250ccクラスでチャンピオンを獲得したNSR250をベースに開発されました

速く走ることだけを追求されたマシンは、現代のバイクよりもパワフルで

刺激になること間違いなしです

まとめ:2ストと4スト、それぞれの良さがある

2ストと4ストの違いを紹介してきましたが、やはりどちらにも良さがあります

個人的な意見としては、現行のバイクにはない2ストの魅力のほうに惹かれます

おまけで紹介したバイク以外にもまだまだ2ストの名車はたくさんありますので

よかったら調べてみてください

今回は以上になります。ありがとうございました!

ABOUT ME
ryota(りょうた)
ryota(りょうた)
駆け出しブロガー
愛知県出身、都内在住。モンキー125乗りでバイクの良さを広めるべくブログの発信を開始。ツーリングやメンテナンス、経験談などバイクに関する情報を発信中です!
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